全日本同和会は、同和問題の早期完全解決に取り組む団体です。

【全国・関東東北ブロック】活動報告

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「令和1年度 全国青年部研修会」開催



 令和1年7月23日、大阪市のドーンセンターにて、「令和1年度 青年部  全国研修会」が開催されました。
 令和に入って最初の研修会には、500名を超える青年部の指導者、会員が参集し、都連からも藤吉会長はじめ23名が参加、研修会に臨みました。

 石戸茨城県連会長による司会で始まった研修会では、高木全国青年部副部長が開会の言葉で、青年部は全日本同和会の機動力として部落差別の解消の推進の関する法律を熟知し、運動に活かし、部落差別が存在する限りこれ以上人間の尊厳を踏みにじる社会を形成させてはならないと訴え、荒井大阪府連会長が開催地都府県連挨拶で、特措法時代と違い同和問題を取り巻く環境等も大きく変化しているので、部落差別の解消に関する法律をもって同和問題の解決となり得るよう注視し堤言していかなければならないと、訴えました。
 全国会長挨拶の中で松尾全国会長は、本日の研修会を同和問題の完全解決を目指すものとし、会員一人ひとりが自分の役割と使命感を深く自覚し、全会員一致団結して差別のない社会の実現に向けて最大の努力をするよう、運動の更なる強化を訴えました。関全国青年部長は挨拶で、私たち運動団体の置かれている立場は、新法が出来たからとはいえ大変厳しいものでありますが、各地方の自治体での政策の方向性をよく見極め、前進有るのみで運動を進めて参りましょうと、訴えました。
 来賓を代表して福岡県福祉労働部人権同和対策局長清水様より、部落差別解消推進法は、今もなお部落差別が存在するという認識の下、部落差別は許さないということが明記されたことで、差別のない社会の実現に向けて大きな力になりますと、運動へのエールが贈られました。また大阪府松井一郎知事の祝辞が代読で披露されたほか、大隈和英衆議院議員秘書、全日本同和会本部役員や全国都府県連会長の御出席を賜りました。
 基調講演では、教育サポーター 仲島正教氏によって「『21世紀は人権の世紀』あーよかったな あなたがいて〜 「つながりと感動」を合い言葉に〜」とのテーマで、一時間にわたり講演が行われました。
 午後の部では、代表県連による意見・体験発表が行われ、今年度は大分県連と大阪府連の2県連によって行われました。意見発表の後、桑原全国青年部相談役により自身の体験を交えての総評が行われました。次いで谷川全国青年部副部長によるスローガンの採択の後、土肥全国青年部副部長の閉会のことばを以て、研修会は終了しました。
(青年部全国研修会の詳細は、都連発行機関紙「東京 あけぼの」9月号に収録されています)

開会の言葉
高木全国青年部副部長

全国青年部長挨拶
関全国青年部長

総 評
桑原正則 全国青年部相談役

スローガン採択
谷川全国青年部副部長

閉会の言葉
土肥全国青年部副部長

会場となった大阪ドーンセンター