「令和元年度 全日本同和会 中部地区連合会研修会」開催
令和元年6月20日、三重県桑名市のNTNシティーホールにて、「中部地区連合会研修会」が開催されました。
多数の来賓、全日本同和会本部執行部や中部各地から参集した会員で会場は満員、ロビーにてモニターを介しての参加者も多数見受けられました。東京都連合会からは、藤吉会長と舩渡教育対策委員長が出席しました。
斉藤中部地区女性部副部長の司会で始まった研修会は、中山中部地区連合会副会長による「令和最初の研修会です。『子らにはさせまい この思い』を基に、意義のある研修会を」との開会宣言で開始されました。
大会会長挨拶で中村中部地区連合会会長が、謂われの無い差別により人生が損なわれている事実、生まれ育った場所、そこに住んでいる人々、就いた職業に対する偏見が今なお存在することを挙げ、「一人ひとりが相手を思いやる心を大事にしなければ、差別問題は解消されない」と訴えました。
来賓挨拶の中で松尾全国会長は、中部地区連合会が襟を正し自己の役割と使命感を深く自覚し、同胞一和の精神を以て運動を継続して欲しいと盛会を祝し、鈴木英敬三重県知事(代読)、伊藤徳宇桑名市長(代読)、野田聖子衆議院議員(代読)からも祝辞が寄せられました。
基調講演は、浄土真宗本願寺派慈雲山光宗寺第十七世住職の辻良尚氏により『いのちに気づく〜御同朋の社会をめざして〜』とのテーマで行われました。仏教から見る人生観と死生観を軽快に語ると共に、お寺と地域のコミュニティーのかかわり方を紹介、お寺を運動の拠点として活動することも一つの方法である、と結びました。
終わりに斉藤中部地区連合会常任理事により、部落差別の解消の推進に関する法律を基に、行政と共に部落差別の解消に向けて邁進してゆくとの閉会の辞が述べられ、研修会を締めくくりました。
開催の挨拶をする中村中部地区連合会会長
(三重県連合会会長)
会場となった三重県桑名市の「NTNシティーホール」
NTNシティーホール外看板