全日本同和会は、同和問題の早期完全解決に取り組む団体です。

【全国・関東東北ブロック】お知らせ

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「令和5年度 全日本同和会  近畿地区連合会研修大会」開催

 


 11月21日、大阪市の大阪ガーデンパレスにて、「近畿地区連合会研修大会」が開催されました。
 多数の来賓、全日本同和会本部執行部や各都府県連会長、近畿各地会員など約300名が参集。東京都連合会からは、古賀会長をはじめ、多くの都連役員が出席しました。
 研修会に先立ち、人権週間に向け大阪府連が制作したラジオ1分CM「就職差別に関する啓発」が紹介され、これは12月4日にFM大阪で流されました。
 釘田良三近畿地区連合会副会長(和歌山県連副会長)による開会の辞で始まった研修会は、大会会長挨拶で荒井正記近畿地区連合会会長(大阪府連会長)が、「理論のない運動は、発展しない。我々の同和運動も、明確な理論を踏まえて実践してこそ、初めて建設的な発展を遂げる事が出来る」とし、「運動団体は、偏狭なイデオロギーではなく、人間愛に支えられたヒューマニズムで、中立公平で穏健な運動を展開しなければならない」と訴えました。  来賓挨拶の中で松尾信悟全国会長は、「社会生活のあらゆる面で、同和問題をはじめとするさまざまな人権問題が存在し、それらの差別意識を解消するには、これまで同和教育で積み上げてきた差別解消への成果や手法を元に、人々の人権尊重の意識を更に高めることが必要である。」と訴えました。
 吉村洋文大阪府知事(代読)、横山英幸大阪市長(代読)、永藤英機堺市長(代読)らからも祝辞が寄せられました。
 基調講演は、大阪人権博物館館長の朝治武氏により「現代の部落問題」とのテーマで行われました。
 過去の部落差別から現在の部落差別までについて、その構造の変遷や今後求められる認識と対応について、さまざまな角度から興味深い解説がなされ、研修会は終了しました。

大会会長挨拶をする荒井正記近畿地区連合会会長(大阪府連会長)

祝辞を述べられる松尾信悟全国会長

会場となった「ガーデンパレス大阪」