全日本同和会は、同和問題の早期完全解決に取り組む団体です。

【全国・関東東北ブロック】お知らせ

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同和問題の更なる認識を 第17回 関東東北連合会研修大会 開催される

 


 11月17日、千代田区星陵会館にて、「第17回 全日本同和会 関東東北連合会 研修大会」が開催されました。関東・東北ブロック各地から350名を超える会員・関係者が参集。東京都連からも古賀会長をはじめ都連役員や企業担当者が研修会に臨みました。
 研修大会では、西田実仁参議院議員による講演や、代表都県連会長によるディスカッションが行われ、同和問題への取り組みについて、改めて認識を深めました。


研修大会は、石戸俊也関東東北連合会副会長(茨城県連会長)による司会で始まりました。
 研修大会の冒頭、桑原正則関東東北連合会副会長(神奈川県連会長)は開会の言葉として、「同和運動は、部落差別をされてきた先人達が始めたことに由来します。最近では、『人権・同和』と言うことが多く、これを我々は同和問題が広く扱われている事実と捉え、我々の運動理念である「対話と協調」を以て、部落差別解消推進法の本質を良く理解し、運動を展開してゆかなければなりません。」と大会開催を宣言しました。
 山本良治関東東北連合会会長(埼玉県連会長)は会長挨拶の中で、「最近では同和問題が他の人権問題と同列に語られ、人権一般課題の中に埋没している状況です。そのために、私たちは同和問題が一般の人権諸問題とは大きく異なる差別であり、何としても解決してゆかなければならないという強い思いで運動を展開してゆかなければなりません。」と訴えました。
 中野英幸衆議院議員、西田実仁参議院議員より祝辞を賜った後、松尾信悟全国会長の挨拶を村上駿太郎全国事務局長が代読し、「全日本同和会は結成以来、対話と協調により国民の理解と合意を得て、『子らにはさせまいこの思い』をスローガンに運動を推進して参りました。私たちは創立の原点に立ち返り、襟を正し自己の役割と使命感を深く自覚し、同胞一和の精神をもって運動を継続してゆかなければなりません。」と研修会開催の意義を込めた祝辞を述べられました。
 次いで基調講演が、「これからの人権問題を考える」と題して、西田実仁参議院議員によって行われました。
 ディスカッションでは、部落差別解消法に謳われている、地域の実情に即した施策、いわゆる条例の制定について討議がなされるとともに、同和問題解決へ向け各都県連が連携してゆくことが再確認されました。
 終わりに、石戸茨城県連会長による閉会の辞が述べられ、古賀都連会長によるスローガンの採択が行われ、「部落差別の解消の推進に関する法律のもと、行政との連携を図り、国民の理解を促し同和問題早期解決を目指そう!」とシュプレヒコールを唱え、研修大会は終了しました。
(第17回 関東東北連合会研修大会の詳細は、都連発行機関紙「東京あけぼの」1月号に収録されています)

開会の言葉 桑原正則 関東東北連合会副会長/神奈川県連会長

司会 石戸俊也 関東東北連合会副会長/茨城県連会長

大会会長挨拶 山本良治 関東東北連合会会長/埼玉県連会長

松尾全国会長の祝辞を代読される村上駿太郎全国事務局長

講演をされる 西田実仁参議院議員

スローガンを読み上げる古賀都連会長

ディスカッションで討議をする古賀都連会長、山本埼玉県連会長、桑原神奈川県連会長と、進行役の石戸茨城県連会長(写真右より)

シュプレヒコールを唱える古賀都連会長(写真:中央)と、関東東北ブロック役員

会場を埋め尽くした参加者

会場となった「星陵会館」