全日本同和会は、同和問題の早期完全解決に取り組む団体です。

【全国・関東東北ブロック】お知らせ

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差別の本質についてより探求を深める 令和7年度 幹部研修会が開催される

2月19日、千代田区の星陵会館で「全日本同和会 令和7年度 幹部研修会」が開催された。全国各地から幹部や指導者が結集し、東京都連からは古賀会長をはじめ多くの役員が研修会に臨みました。

意見発表では、人権教育を通して同和問題の学びと子どもの貧困問題・一人親家庭の現実や、東北地方の歴史を背景とした差別、原発事故に起因する差別など、同和問題の本質について探求を深める研修会となりました。

研修会は午前10時30分、関裕雅全国青年部理事(神奈川県連)の司会で開幕しました。

開会の挨拶で山本良治全国副会長(埼玉県連会長)は、「六十数年同和問題解決を目指した運動を続けていますが、未だに同和問題解決には至っておりません。これからも皆さんのご協力をもって解放運動を続け、一日も早い差別のない明るい社会を築いてゆきたいと思っています」と訴え、研修会開催を宣言しました。

松尾信悟全国会長が公務のため欠席され、全国会長挨拶を松尾信晴全国会長秘書が代読しました。挨拶で「同和問題は我が国固有の人権問題で、結婚や就職を中心とする心理的差別、インターネット上における人権侵害は、未だに後を絶ちません。依然として、社会のあらゆる局面において、同和問題をはじめとしたさまざまな人権問題が存在しており、私たちもこうした問題に対応するため、研修会を行っています。全日本同和会は昭和35年の結成以来今日まで、「子らにはさせまいこの思い」をスローガンに、親が子を思う悲願を込めた人間愛を基調とする運動を強く進めています。幹部の皆さんは、全日本同和会の中枢を担う存在であり、一人ひとりの活動なくしては、同和問題をはじめとするさまざまな人権問題の解決を図ることは出来ません。私たちは、全日本同和会創立の原点を振り返り、襟を正し自己の役割と使命感を深く自覚し、同和問題がある限り運動を継続しなければならないことを心に銘記し、今後においても同胞一和の精神で、幹部が一丸となり、組織の拡充を図り会員の指導をお願いします。」と研修会開催を祝しました。

来賓紹介で武田良太衆議院議員より、「選挙を通じて、人様の心の温かさ、優しさや力強く支えて頂くという気持ちに接する機会がありました。政治家として果たさなければならない役割がありますが、人様を思いやる、大事にするという気持ちは、どのような思想や信条があろうとも忘れてはならないことだと思います。今日まで皆さまは同和問題にご尽力されておられますが、インターネットを含めて卑劣な行動をする方が、日本のみならず世界中にいます。誰かがこの運動を展開しなければ、卑劣な行為が飛散拡大してゆく可能性があります。その抑止力として、全日本同和会の皆様には今後も一層の活躍をして頂きたいと思います。」との祝辞を賜りました。

祝電披露に続き、基調講演が行われました。本年度は、映画監督・作家の森達也氏により『メディアから見た同和問題のタブー視』と題して、一時間に亘り講演がなされました。

基調講演に続き、意見発表が行われました。今年度は、大阪府連合会と福島県連合会によって行われ、各府県での活動の様子が述べられました。

両府県連の意見発表を受けて、桑原正則全国副会長(神奈川県連会長)が、自身の経験や神奈川県での取り組みを交え総評を行いました。そして、「我々全日本同和会に限らず同和団体が介入出来なかった地域では、旧態依然とした仕組みが残っています。私たちは今一度、全日本同和会創立の原点に戻り、襟を正して同和運動を発展させなければなりません。今日の研修会を通じて、運動団体が介入出来た地域と出来なかった地域を見直してみて下さい。歴然とした差が残っています。そういうことを思った時、我々は同和運動が未だに未完成だと思っています。それゆえ、同和運動がいかに大切かということを再認識し、各地域で運動に邁進しましょう。」と結びました。

終わりに、荒井正記全国総務委員長(大阪府連会長)が閉会の辞で「本日の研修会において、部落差別の解消を目指して、皆さんとより一層運動に邁進する決意を改めて固めることが出来たと確信しました。今後も、行政をはじめ、会員の皆さんの一層のご協力をお願いします」と述べ、研修会は閉会しました。

(全国幹部研修会の詳細は、都連発行機関紙「東京あけぼの3月号」に収録されています)

司会 関裕雅全国青年部理事

開会の辞 山本良二全国副会長

全国会長挨拶(代読) 松尾信晴全国会長秘書

祝辞 武田良太衆議院議員

総評 桑原正則全国副会長

閉会の辞 荒井正紀全国総務委員長

大勢の幹部会員が参加して行われた 会場となった「星陵会館」