全日本同和会は、同和問題の早期完全解決に取り組む団体です。

【全国・関東東北ブロック】活動報告

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「令和1年度 全国女性部研修会」開催



 令和1年10月23日、京都市のメルパルク京都にて、「令和1年度 全国女性部研修会」が開催されました。全国各地から女性部会員をはじめ多くの幹部や指導者ら500名が参集、東京都連合会からは、斉藤女性部長はじめ女性会員や役員が参加、研修に臨みました。

 高木全国女性部副部長による司会で始まった研修会では、中村全国女性部部長が開会の辞を兼ねた挨拶の中で、自身の身近で起きた結婚問題における差別事象を取り上げ、「部落差別の解消の推進に関する法律」が施行されても、未だ法律そのものが活かされていないことに言及、同和問題が日本固有のもので他の人権問題とは違うということを強く訴えました。
 山本京都府連会長が開催地都府県連挨拶で、今一度差別の現状を見つめ直し、同和教育に取り組み、安心して暮らすことの出来る社会の実現に向け、令和の時代に同和問題を完全解決し、次の時代には引きずらないという強い信念をもって、運動に邁進していく、と訴えました。
 全国会長挨拶の中で松尾全国会長は、同和問題解決のため、人権教育・人権啓発を更に推進していくこと、そして一人ひとりの同和問題に対する意識の変化や施策の推進が急務であるとした上で、子どもや女性に対する差別事象が後を絶たないことにも言及、全日本同和会のスローガンである『子らにはさせまい この思い』にある親が子を思う悲願に込めた人間愛を強調する運動を展開していかなければならない、と述べました。
 来賓として、全日本同和会本部役員や全国都府県連会長の御出席を賜り、また、二階敏博衆議院議員をはじめ、武田良太衆議院議員、森山裕衆議院議員、野田毅衆議院議員など多数の国会議員、佐賀県知事や鹿児島県知事、大阪府知事、その他多くの自治体関係者からも研修会開催を激励する祝電を賜りました。
 基調講演には、社会人落語家 切磋亭琢磨氏の「笑って考えよう!身近な人権を!」とのテーマで行われました。「命の大切さ」「仲間の大切さ」「子どものいじめ」など、身近な人権問題を落語で培われた話術を生かし、笑いを交えて行われました。
 午後の部では、島根県連と長野県連による意見・体験発表が行われました。 意見発表の後、斉藤全国女性部副部長が、同和問題の実情と女性ならではの視点で総評を行いました。
 次いで中村女性部長の伴奏によって「ふるさと」を研修会参加者全員で合唱の後、松岡全国女性部副部長が閉会の辞述べ、研修会は終了しました。
(女性部全国研修会の詳細は、都連発行機関紙「東京 あけぼの」11月号に収録されています)

開会の辞を述べる中村全国女性部部長

総評を述べる斉藤全国女性部副部長

中村女性部長の伴奏で「ふるさと」を合唱

「ふるさと」を合唱する都連参加者たち

閉会の辞を述べる松岡全国女性部副部長

閉会後、中村全国女性部長と談笑する都連女性会員

会場となった「メルパルク京都」
新幹線京都駅から至近な会場は東京からも参加しやすい