全日本同和会は、同和問題の早期完全解決に取り組む団体です。

【東京都連合会】活動報告

【東京都連合会】活動報告

差別の無い社会の実現に向けて 全日本同和会東京都連合会 設立45周年記念研修大会開催

 


 9月22日、都内中野区で「全日本同和会東京都連合会設立45周年記念研修大会」が開催されました。
 都内各支部会員をはじめ、多くの企業担当者が参集するとともに、多くの来賓を迎え開催された研修大会で古賀都連会長は、同和問題を必ず私達の世代で解決し、次世代へ持ち越してはならないとの決意を力強く表明しました。
研修大会は、中野区の中野ゼロ小ホールにて520名の参加を以て開催されました。武田良太衆議院議員をはじめ、多くの都議会議員、各区議会議員、そして全国より駆けつけて頂いた全日本同和会本部役員、全日本同和会関東東北連合会諸兄姉の御臨席を賜りました。
 白井都連理事の司会で始まった研修会では、高久副会長が開会の言葉で、「寝た子を起こすな」論を例に挙げ、「同和問題は、そっと放置しておけば自然に解決する、知らなければ問題はいずれ解決するというものではなく、同和問題を知り、問題の本質を正しく理解することで、はじめて問題が解決するものである。そのために着実な教育・啓発活動を行いうことにより、差別の無い社会を実現出来る」と、研修会開催の意義を込めて開会を宣言しました。
 都連会長挨拶で古賀都連会長は、様々な人権が脅かされている今、これまで以上に教育・啓発を行い、差別の無い社会の実現に向け、運動を展開しなくてはならないとし、また、全日本同和会のスローガン「子らにはさせまいこの思い」の通り、必ず私達の世代で同和問題をはじめとするあらゆる差別を解決し、次世代へ持ち越してはならないと、力強く訴えました。
 御臨席を賜った武田良太衆議院議員、三宅正彦都議会議員、山本良治全日本同和会全国副会長(埼玉県連会長)より、都連45周年記念研修大会開催と今後の都連の活動に期待を込めた御祝辞を賜りました(御祝辞の要旨は、都連発行機関紙「東京あけぼの11月」に掲載されています)。
 松尾信悟全日本同和会全国会長から、「よりよい社会をつくって行くために、常に学習し、正しい認識を広め、困っている人に寄り添える活動を推進してゆかなければならない」と、都連の今後の更なる活動を期待する祝電を頂いたのをはじめ、菅野弘一都議会自民党幹事長からは、「貴会が取り組んでこられた活動は東京都や他の自治体、さらには民間企業等において同和教育や啓発事業など差別解消を推し進める環境の整備に大いに成果を上げた」と、これまでの全日本同和会の取り組みに対し謝意を伝える祝電を、また多くの都議会議員、区議会議員の方からも祝電を賜りました。 
記念講演は、衆議院議員の大西英男氏により、「共生社会の実現」と題して講演がなされました。
 大西議員は、東京江戸川区出身で、江戸川区議、江戸川区議会議長、東京都議を歴任され、現在、衆議院議員として活躍される傍ら、衆議院内閣委員長を務められ、精力的に活動されている。また、人権問題に関しても区議時代から取り組んでこられた政策とのことで、今回、講演をお願いし実現しました。(大西英男議員の講演内容は、当会発行機関紙「東京あけぼの11月号」に掲載されています)。
 研修後半は、北島事務局長による都連役員紹介にはじまり、令和5年活動方針、重点努力目標が発表された後、宣言、決議を採択しました。
 終わりに、千村副会長が「これからも同和問題をはじめ、あらゆる差別に対して毅然とした態度で臨み、差別のない社会の実現、誰もが幸せを実感出来る「世界一の都市・東京」を目指し、古賀会長を先頭に、運動に邁進していく」と閉会の辞を述べ、東青年部長による万歳三唱を以て、研修大会は盛況裡に終了しまました。
(研修大会の詳細は、都連発行機関紙「東京あけぼの11月号」に掲載されています)

挨拶をする古賀会長

司会を務めた 白井勝章都連理事

開会の言葉を述べる 高久毅都連副会長

祝辞 山本良二 全日本同和会全国副会長

祝辞 武田良太 衆議院議員

祝辞 三宅正彦 東京都議会議員

記念講演をされる 大西英男衆議院議員

議事を進める 北島直樹都連事務局長

閉会の言葉を述べる 千村啓喜都連副会長

東都連青年部長の音頭で、都連役員全員で万歳三唱

会場となった「中野ゼロ小ホール」